モバイバル・コード
お風呂から上がった葵は、少しサイズの大きいガウンを着て長い髪を後ろに結っていた。
湯上りの女の子って、凄く可愛く見えるのはなぜだろう。
オレの脳内が葵で埋め尽くされる前に、頼まなければ。
「葵、ちょっとだけでいいんだ。携帯のゲーム教えてくれないか? パズルとか、そういうの」
「えっ…う、うん……」
「頼むわ、モバイバルってさっきのサイトで教えて欲しい」
【どうしたの急に…?龍一、携帯のゲーム嫌いだって言ってたよね。】
「いいからいいから、眠いかもしれないけど頼む! 1時間だけ!」
【いいよ、じゃあ一つだけお願い叶えてくれるかな?】
オレが寝そべるベットの隣に葵も寝転がり、オレの右腕と右足に自分の左腕と右足を絡めた。
ガウンから覗く白い脚が、オレの生唾を誘発する。
【龍一を近くで感じるのが条件なんだな。これで教えてあげられるね】
これじゃあ覚えられないだろ……。
【じゃあモバイバルというか、SNSについて教えるね。これがね、アバターでこれがメッセージボックス……】
とりあえず開始10分くらいは意識を葵に集中させよう。多分ココは要らないところだ。うん。
湯上りの女の子って、凄く可愛く見えるのはなぜだろう。
オレの脳内が葵で埋め尽くされる前に、頼まなければ。
「葵、ちょっとだけでいいんだ。携帯のゲーム教えてくれないか? パズルとか、そういうの」
「えっ…う、うん……」
「頼むわ、モバイバルってさっきのサイトで教えて欲しい」
【どうしたの急に…?龍一、携帯のゲーム嫌いだって言ってたよね。】
「いいからいいから、眠いかもしれないけど頼む! 1時間だけ!」
【いいよ、じゃあ一つだけお願い叶えてくれるかな?】
オレが寝そべるベットの隣に葵も寝転がり、オレの右腕と右足に自分の左腕と右足を絡めた。
ガウンから覗く白い脚が、オレの生唾を誘発する。
【龍一を近くで感じるのが条件なんだな。これで教えてあげられるね】
これじゃあ覚えられないだろ……。
【じゃあモバイバルというか、SNSについて教えるね。これがね、アバターでこれがメッセージボックス……】
とりあえず開始10分くらいは意識を葵に集中させよう。多分ココは要らないところだ。うん。