モバイバル・コード
次はこっちだ、さっきの『Aビル』から南東に配置されている『Bビル』
さっきの『Aビル』といい、この『Bビル』といい……高さはどれくらいか、どうしても気になった。
今日のオレは冴えてる。これも雷也と携帯天使のおかげだ。
──『検索』
そうだ、ここで検索機能を使うんだ。
『西新宿第二大門ビル』か。オレはビルの横にあるベンチに座り、ゆっくりと携帯電話で打ち込んでいく。
雷也が言うにはスペースを空けて検索をすれば引っかかりやすいとの事だ。
あった、これで高さが分かったぞ。
オレは携帯電話の『メモ機能』を使って、数字だけ打ち込んだ。すぐにこの『Bビル』の屋上に上がらなくては。
このビルもさっきと同じような会社ビル。
鈍く光る銀色のフロア案内版には会社名が何十も書かれている。
オレは再びエレベーターのボタンを押した。
さっきから携帯の待ち受けに出ている、この表示が嫌な気持ちにさせる。
──残り『2時間32分21秒』
カウントダウン表示は目覚まし時計だけにしてくれ。
──『ポンッ』
探索開始の合図を聞いて、エレベーターに乗る。
今度は屋上まで直結のエレベーターだ。
最上階も同じようなフェンスが張り巡らされていた。
「さぁて……」
今度は北から辺りを見回す。さっきより低い分、多くのビルの屋上が見えた。
さっきの『Aビル』といい、この『Bビル』といい……高さはどれくらいか、どうしても気になった。
今日のオレは冴えてる。これも雷也と携帯天使のおかげだ。
──『検索』
そうだ、ここで検索機能を使うんだ。
『西新宿第二大門ビル』か。オレはビルの横にあるベンチに座り、ゆっくりと携帯電話で打ち込んでいく。
雷也が言うにはスペースを空けて検索をすれば引っかかりやすいとの事だ。
あった、これで高さが分かったぞ。
オレは携帯電話の『メモ機能』を使って、数字だけ打ち込んだ。すぐにこの『Bビル』の屋上に上がらなくては。
このビルもさっきと同じような会社ビル。
鈍く光る銀色のフロア案内版には会社名が何十も書かれている。
オレは再びエレベーターのボタンを押した。
さっきから携帯の待ち受けに出ている、この表示が嫌な気持ちにさせる。
──残り『2時間32分21秒』
カウントダウン表示は目覚まし時計だけにしてくれ。
──『ポンッ』
探索開始の合図を聞いて、エレベーターに乗る。
今度は屋上まで直結のエレベーターだ。
最上階も同じようなフェンスが張り巡らされていた。
「さぁて……」
今度は北から辺りを見回す。さっきより低い分、多くのビルの屋上が見えた。