モバイバル・コード
「……そうだ。龍ちゃんは『JaCoPa』(ジャコパ)のことは流石に知ってるでしょ?」
「なんとなく。携帯電話のゲームを作ってる所だろ?」
「半分合ってて半分間違い。正確には作って、まとめてるところ。サッカーの話で例えたけど、もっと分かりやすく言うなら……」
雷也の説明を聞きながら、オレはふと教室の時計を見た。
今は12時30分。
ついで携帯の時計を見る。
12時25分。どっちが正しいんだ?
少し時間に意識を外していたが、簡潔に説明をしてくれた。
いつも雷也の話は分かりやすいなと思う。
雷也が説明した話を要約して考えよう。
――――――――――――
・雷也の兄『霧島慶二』が主導となり、携帯ゲームなどを運営する会社を相手に一つの規格を作り、そこに統一させた。
・『日本電脳遊戯協会』……通称『JaCoPa』(ジャコパ)の規格マークは、今は国内全てのサイト上で記載する事が義務付けられている
――――――――――――
そのマークは携帯音痴のオレでも知っている。
両手の上で携帯電話を持ち上げているような女の子のイラストだった。
若者の間でJaCoPaのマークを知らない人は居ないだろうな。
「なんとなく。携帯電話のゲームを作ってる所だろ?」
「半分合ってて半分間違い。正確には作って、まとめてるところ。サッカーの話で例えたけど、もっと分かりやすく言うなら……」
雷也の説明を聞きながら、オレはふと教室の時計を見た。
今は12時30分。
ついで携帯の時計を見る。
12時25分。どっちが正しいんだ?
少し時間に意識を外していたが、簡潔に説明をしてくれた。
いつも雷也の話は分かりやすいなと思う。
雷也が説明した話を要約して考えよう。
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・雷也の兄『霧島慶二』が主導となり、携帯ゲームなどを運営する会社を相手に一つの規格を作り、そこに統一させた。
・『日本電脳遊戯協会』……通称『JaCoPa』(ジャコパ)の規格マークは、今は国内全てのサイト上で記載する事が義務付けられている
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そのマークは携帯音痴のオレでも知っている。
両手の上で携帯電話を持ち上げているような女の子のイラストだった。
若者の間でJaCoPaのマークを知らない人は居ないだろうな。