モバイバル・コード
「あっ!! 管理事務局からメッセージは着てないけど、伝言板にメッセージが来てるよ!! あたしだけかな?」


「伝言板? なんだそれ」


「自分のプロフィール画面に設置できる伝言板だよ。伝えたい事とかそこに書き記していくんだよ。僕にも届いているね」


 オレは焼き鳥のナンコツ串を口にほおばりながら携帯を見た。


──【 伝 言 板 】──
■『01_mamoru_13』より■

【2位の奴らでアレなら、君達は僕に何分で負けるんだろう。良い事を教えてあげる。僕達の種目は、向こうが3人で来たけどこっちは僕だけで勝ったんだ。

他の二人を出す幕もないと思ったからね。僕も死にたくはないな。お金はどうでもいいけどさ。】
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 なるほど。


 ホント、頭に来る野郎だ。


「愛梨、雷也も同じ内容か?」


 オレは二人に携帯の画面を見せた。


「うん、あたしは同じだよ」


「……違う、僕だけ……」


「どういう事だ? 見せてくれ、雷也」
 

 険しい顔をした雷也が携帯をオレに渡した。

 
 隣に座る愛梨もすかさず覗き込んだ。


 ──【 伝 言 板 】──
■『01_mamoru_13』より■

【雷帝さん、ギルドは掌握させてもらったから。暇つぶしにもならなかったよ】

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 ギルドの掌握ってなんだ……?
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