モバイバル・コード
「二人を信じていないような真似をして、ごめん。もう一度言うけど、心のどこかにそういう緊迫感が無ければ、戦えなかったと思う」


 雷也の言葉に、オレも愛梨も少しだけ安心した。3人の中でわだかまりがあっては、クリアどころか参加すら怪しいことになるから。


「よしっ、コレで『チーム RARA』の会議は終わり。電源入れるわ」


 オレはテーブルの携帯を手に持ち、電源ボタンに手をかけて長押しした。


──瞬間


 メッセージが待ち受け画面に、表示されていた。


 趣味悪く、黒い背景に『赤い』血のような文字色で。


──【 メ ッ セ ー ジ 】──
■モバイバル管理事務局より■

ハンドルネームRyu1様の端末情報が一時確認が取れませんでした。
今回は『警告』という事で見逃しますが、次回電源が切れ次第すぐに『執行』とさせて頂きますのでご注意下さい。

それと、最後の本戦種目に関しましてご説明がございます。

↓下記へアクセスをして、まずは触りだけでも掴んでください ↓

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