モバイバル・コード
──【 メ ッ セ ー ジ 】──
■モバイバル管理事務局より■
【第3のヒントを差し上げます。ヒントは『通信回線』です】
──────────────
ちょうどいいタイミングで、ヒントが送られてきた。打ち破る、武器になりそうだ。
「なぁ、もしかして、オレが愛梨と雷也を、送信相手を間違えたのか?」
「あっ……そうだよ。ほら、宛て先があたしになってる。あたしに送ってるじゃんっ!」
思わずしかめ面になったオレを、愛梨は怒っているとでも捉えただろう。
心の奥底に眠っている、オレの『かすかな閃き』を、固く止めていた鎖。
『バギンッ』と大きな音を立てて、引きちぎった瞬間だった。
「……ヒントを貰った意味があったな。謎が一つ解けそうだ」
「えっ……」
自分の携帯を操作し、しっかりとアプリ経由で『愛梨』に『あ』とメッセージを送る。
■モバイバル管理事務局より■
【第3のヒントを差し上げます。ヒントは『通信回線』です】
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ちょうどいいタイミングで、ヒントが送られてきた。打ち破る、武器になりそうだ。
「なぁ、もしかして、オレが愛梨と雷也を、送信相手を間違えたのか?」
「あっ……そうだよ。ほら、宛て先があたしになってる。あたしに送ってるじゃんっ!」
思わずしかめ面になったオレを、愛梨は怒っているとでも捉えただろう。
心の奥底に眠っている、オレの『かすかな閃き』を、固く止めていた鎖。
『バギンッ』と大きな音を立てて、引きちぎった瞬間だった。
「……ヒントを貰った意味があったな。謎が一つ解けそうだ」
「えっ……」
自分の携帯を操作し、しっかりとアプリ経由で『愛梨』に『あ』とメッセージを送る。