俺に逆らうなんて……100年早い(仮)
と考えた私は図書館に行こうと決めた。
なんせ朝のHR(ホームルーム)までにはまだ20分も時間があった。
「ごめん、ちょっと図書室に行ってくるね」
そう言って席を立ち上がり、また?と言いたげな恵里をよそにドアへと向かっていく。

はぁ……ようやく出れる…。今から何を読もうかなー。。。
そう考えながらドアの取っ手に手をかけ開けようとした…と、その時だった。
急にドアが開いたのだ!取っ手を持っていた私はドアが開く方向に体が持っていかれ、そのまま床に倒れた。
「きゃっ!!」
急なことに私はなにも出来ないまま床に両手と尻餅をつく。
「大丈夫!?珠梨華!」
そう言って直ぐ様飛んできた恵里に対して私はなんとか頷く。

なにがあったのだろうと思い、顔を上げドアの方を見ると荒い息をした背の高い男の人が居た。
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