溺愛宣誓
鬼のようにキーボードを叩いていた彼はメール着信音に手を止めた。
暫しそのままスマホ画面を凝視したままフリーズした彼は解凍と共に呟いた。
「聞け……一時間の執行猶予を付けてやる。……彼女が一時間の残業になった…。」
マジで!?
見た事もない彼女さん、マジ神!!!!
当人も知らぬ所で株が急上昇。
「くそっ…カノの会社に乗りこんでカノに無体な残業押し付けた上司を飛ばしてやろうか…っ!」
「いやいやいや、(そのお陰で僕等も首の皮が繋がった訳だし)俺達もさっさと仕事片付けよーよ。ネ!」
♪鳴かぬなら~
…いや、鳴いても“殺”選択アリの彼。
そんな彼を宥める大三の気苦労は絶えない。
:::::::::::::::::::::::::::::::::【とある人物紹介:end】