溺愛宣誓
次の日。
ランチタイム。
あふっ、―――と耐えられなかった欠伸を思わず吐くと、スイーツとダイエットについて激しい討論を交わしていた保奈美ちゃんと市姫さんがギラリと鋭い視線を向けて来た。
ひぃ、ごめんなさい。
二人ともよくそこまで熱くなれるなぁ、なんて人事に聞き流していた訳では決してないんですけどね?ね?
しかしどうやら二人の私の欠伸に対する見解は別の物だったらしい。
途端に目を潤ませた市姫さんが、ガバッとテーブルに突っ伏した。
「私の可愛いバンビ先輩がバンビ先輩がバンビ先輩がぁぁぁぁ。寝不足になるほどあんな事やこんな事をあの下衆野郎にされているなんてもう耐えられないわっ!呪ってやりたいほど兄貴が羨ましい!!!」
「え?え?あ、あんな事やこんな事…?」
「華ノ子よ、今更白々しくカマトトぶるのはお止めなさい。そして市姫、そろそろ現実を受け入れなさい。」
「保奈美先輩のドS!」
「おだまり!私は逐一を赤裸々に聞きたいの!!さぁ、華ノ子!時は満ちたわ!今こそここ最近あからさまに寝不足気味の理由をここでぶっちゃけるのよ!織田に一体どんな事をされているのかとか詳しく!!」
「えっ!?」
二人の勢いに驚いて目を見開く。
織田さんと最近何をしてるか、って……
思い出してじんわり赤くなった頬を隠すように俯く。