桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
「っ!」

ガタッ

息をのむ音と
物音。

「春樹さん!?」


日和がどうしたんだろう。

心配で声を上げた。

「あぁ...

お前ら、そこで待ってろ...」


え?
何でだ?

「どうしてですか!」

「日和、大丈夫なんすか!?」

少しの沈黙。

「ッ..春

「お前ら、
絶対冷静でいられるか?」

圭斗の言葉を遮って
強い口調で聞いてきた春樹さん

「え...?」


「この子がどんな状況でも、
落ちついて、受け止められるか、ってこと」


日和が...
どんな状況でも....

「...はい」

俺は、日和が苦しんでたら、
目をそれさずに受け止める。

「俺も。」

「大丈夫です」

「...自暴自棄には、なりません」

「受け止めて見せます!」

宏明、
圭斗、
飛鳥、
卓也も、
そう返事をした。


「...わかった」
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