桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
「社会的に生きていけないね〜」
もうなにも言えずに
口をパクパク動かしてる真登香さん。
「?」
私から離れて真登香さんの方に行く卓也。
「ぁ…ぅ、ゃ……」
何か話そうとしてるけど
言葉になってない真登香さんに
容赦なく近づいた卓也は
「っ!? 」
真登香さんの胸元をつかんで
引き上げた。
「てめぇみたいに媚びうる女に
俺らが揺らぐワケねーだろ
日和に嫉妬してんじゃねーよブスが。
お前と日和じゃ
人間のできかたがちげーんだよ」
「日和を痛め付けたこと
一生後悔しながら生きてけよクズ。」
バッと手を離す卓也。
座り込む真登香さん。
宏明も圭斗も卓也も、
こっちに戻ってきた時。