桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
輝き
それからの日々は
私にとって幸せなものだった。
真登香さんは退学、
他の人からの嫌がらせもなくなった。
私は正式に龍桜の姫になった。
もう他の人にも知られたから
帰るのも隠れたり、こそこそせずに
そのまま堂々と帰る。
みんなといるのも理由ができた。
またロボットになりかけていたけど、
今、とても幸せで
少しずつ、ほんの少しずつだけど、
ちゃんと感情が戻ってきてるのを感じた。
まだ、笑顔は意識して作っているけど...
みんなは優しく待ってくれてる。
「日和!
帰ろうぜー!」
「うん...!」
荷物を持って3人のとこまで軽く走る。
「お菓子買っていこーよ!」
そう笑顔の卓也が先頭にいる。