桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)



「はいはい。
わーってますよ」



降参するようなポーズを
卓也にむけてから
バイクのハンドルを握る。







「…行くぞ。捕まっとけ」


急に雰囲気の変わる3人に
ドキッとしながら
まわした腕を意識する。



宏明の前で交差させた両手を
お互いに掴んだ時、バイクが走り出した。















...この時間。

あの日、初めて味わった感覚。
みんなに必要とされる時間が始まる合図。


ホントに、みんなに会えて良かった。






< 186 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop