桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)







「…大丈夫」


ふっと柔らかくなった声。


「お前らなら、それが出来る。」






っ!!!



その言葉が、脳に伝わって、
意味を理解した瞬間。

思わずバッと深い礼をした。







同じ角度で同じタイミングで。



ほかの四人も、礼をしていた。







ポン、ポン、と頭に春樹さんの手が乗って。


物音にフッと顔を上げた時には
春樹さんはもうドアを出ていくところだった。









圭斗side end
< 262 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop