桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)





「日和、」



飛鳥が私を呼んで頷いた。


そっと携帯を取り出し、
画面をつける。




「っ!!」



《よぉ、久しぶり》

《見ないうちに成長したな》

《いつの間にかつるむ奴らも出来てるし》

《なんで?
お前はそんなんじゃないだろ?》


《しっかしまぁ
あの高倉ってやつ?
あんま役にたたねーな》

《んだよ、未読無視か?》

《おい返事をしろ》



《お、見たんじゃん》

《で?いつ帰ってくるんだ?》

《お前の事だ、
押しに弱いから戻ってこれないんだろう》

《迎えに行ってやってもいいぞ》

《返事は?》

《おい無視か?》

《久しぶりで返事の仕方も忘れたか》

《…日和、お前は俺ので俺は絶対》

《お前は俺から逃げられない》



《お前は絶対服従者》

《俺は絶対命令者》

《これは決まったことだ》


《分かるだろ?》




っ!!!!!


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