桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)









幹部室に入ると、空気は最悪だった。




重たい。

イラつき、困惑、失望、不安、
何から何まで重なって、
誰も口を開かない。




「…日和、泣いてた」


呟くとピクリと肩を動かす。



「……知るかよ」

そう吐き捨てる涼。

どこか歯がゆいような、そんな表情で。













宏明side end
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