桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
飛鳥side


あれ?

何で席に座ってんだ??

挨拶をして、
クラスのやつらが
帰っていく中で、
橘さんは、
もう一度席に座りなおした。


「涼」

涼も気づいたみたいで、
龍桜のメンバーが
涼の周りに集まっていた

「接触するか?」

「いや。
ばれないように様子見る」

「「「「了解」」」」


先生が橘さんに近づいていく。

「昨日も~~~~~」

「~~会議~~~~」

「~~~~~~」

「~大丈夫~~~~」

「~~すまない~~~~」

なんだ?

ところどころに聞こえる会話。


と思ったら、
先生は教室を出て行った。


「おい。
怪しまれるとめんどいから
廊下出るぞ。」

こそっと
涼が言って、
全員で廊下に出る。



「何やってんだ?」

廊下に出て顔を見合わせる。

何も音のしない静かな教室。
どこか、異様な空間に思えた。

ばれないように、
廊下に座って
耳を澄ます。
< 36 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop