桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
「え?」

何?

と聞き返してきた。

「私、
ロボットなんかじゃない」


言葉があふれて止まらない


「ロボットなんかじゃ、
無い...!!」


「...うん」


「ロボットじゃない。
...痛いって..
ちゃんと、感じる...!!」


「...うん」



わかってる、
そう言うかのように
頷いた東野君。


「わかってる。
橘さんは、
ロボットなんかじゃないよ

俺らは
ちゃんとわかってる」




そう言って、
欲しかったのかな


肩の荷が、
少しおりた気がした。





バタバタバタ...


ビクッ

足音が聞こえて
肩が跳ね上がった


「飛鳥!」
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