桜色の恋 （龍と桜とロボットと。）

ドアを出て、
階段を下りる。

「日和。
今から他のやつらに
お前のこと紹介するから。
こっち来い」

涼がそう言って手招きした

頷いて小走りに近寄ると、
さっきとは別の小さい階段を上っていく。

体育館の舞台くらいの
高さの場所があって、
広い倉庫の中を見渡すことができた。


まだみんなからは
見えない舞台裏に居るからか、
ざわざわとしていて
みんながあっちこっちに動いている。

「...集まったか？」

「はい。
大体は。」

「部屋に居る奴らも呼んで来いよ」

「はい」

弘樹と涼が舞台裏の端の方で話している


「日和」

「...？」

呼ばれた方に振り向くと、
真剣な顔をした
みんなが立っていた

「...今いる奴らにも
お前の事
説明するから。」

「いい奴らばかりだし、
きっと大丈夫」

「俺らもいるしな！」

「離したりしないから。
安心してていいぞ」

「ただ、挨拶するだけだし」

そう言って
微笑んだみんな。

嬉しい....

他の人は、認めてくれるのかな...