桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
「涼さん!
俺は賛成です!」

「宏明さん達が
認めたんなら...」

「俺も!」


騒がしい中から
いくつか大きい声が上がった

「他には何かないのか!」



たくさんいるみんなの真ん中で
手が挙がった。

その人を一斉に
みんなが見る。

「なんだ?」

「はい!
俺は、
まだえっと...日和さん...?
のことを全く知らないです!」


あぁ~...


と声が上がった。

「なんですけど...
えっと....」

うまく言えないらしく
口ごもった。


少し下を向いていた
涼が前を向いた。


「わかった!

今日から日和は
しばらくの間ここを出入りする!
そこで
日和の事を知ってくれ!」

「仮の姫、ってことだな」

涼の言葉に
圭斗が補足した。


「他になんかある奴ー!」

のびのびと声を上げた卓也に
返事をする人はいなかった。

「よし。
それでいいか?」

「「「「うす!」」」」
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