桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
ガラララ...


「あ!
日和!!」

教室に入ると、
すぐに卓也が声をかけてくる


「おはよう!」

「...おはよう」

クラスメイト達がいるから、
明るくはしゃべらない。


「日和。
おはよう」


「おはよう、
卓也、飛鳥、
宏明、涼、圭斗。」


席に着いてから、少し前かがみになって
みんなにしか聞こえないように言った



私の二つ前の飛鳥の席を中心に、
みんなが集まってきていた。



「今日、昼どうする?」

一番近くでしゃがんでいた圭斗が
目を合わせずに聞いてくる。


「ん...
仕事がなければすぐ行くよ」

「りょーかい」


チャイムが鳴って席にみんながつく中、
立ち上がりながら
さりげなく顔を寄せた圭斗から
返事が返ってきた。
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