桜色の恋 (龍と桜とロボットと。)
...みんなには、言わない。


少なからず、
みんなが関係してるし。


私が我慢すれば、
いいことだもの。

みんなには心配かけたくない。



ゆっくりと、
壁に手をついて
立ち上がった。

「っ...ふぅ..」

最初よりは
痛みがおさまってきている。


「大丈夫、大丈夫。
痛くない、悲しくない。
傷ついてなんか、ない」

小さくつぶやく



昼休み終了まで、
後15分。


「みんなと、一緒に居たい...」


ゆっくりと教室を出て、
屋上へ向かった。
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