好きに理由はいりません!

天然ですか??


「...さん」
「山田さんっっ!!!」

「はっ、はい!!!」
呼ばれて大きな声で返事する私
どうやらあのまま考えながら寝ていたようで夏樹に楽しそうな顔で『どんまいっ☆』っと言った様な表情でガッツポーズしてきた。

「貴女は初日から何を考えているのですか!?」
初日からお説教とか。。辛いいいい。と心で叫んでる私。
「山田さん!!聞いてるの!?」
仁王立ちでそんな風に怒らないで〜と思いつつ何か言わなくてはこのまま一生解放されない様な気がしてくる。
それは耐えれないっ!
「聞いてます!!考えているのですか?と言われても何も考えてなかったので何も言えません!!!」

軽く怒りを表しつつ萌子先生に負けじと声を上げる。
嗚呼、周りの目が痛い。
「っぷははっ、笑笑。ちょ笑。。山田さん最高だわ笑」
1人の男子が爆笑しながら言った。
それに釣られて他のクラスメートも笑い出した。

「静かに!静かにしなさい!」
先生が声を張る。

ピタッと笑う声が止まった。
「‥まぁ良いわ。山田さん今後はボーッとしてたりしないでよね?」
ため息を軽くつきながら言う先生
「は、はい」


そう言った矢先に真希が後ろをソっと向いて
「揄癒は天然なの?それとも。。只の馬鹿なの?」と楽しそうに言ってくる。

「馬鹿ね〜?揄癒は天然馬鹿なの。しかもそれに気づかない鈍感な奴だよ?」
横から入ってくる夏樹。

「私は馬鹿だけど鈍感じゃないやいっ!」

ムッと怒るように声を荒らげる。

「やーまーださん???」
萌子先生の怒り混じりの声が飛んでくる。

「うわああっ!すみませんんん!!!」
と謝る私を他所に
「ね?」と夏樹と真希は目を合わせ笑ってた。

“只の天然でしょ?”
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