好きに理由はいりません!
体育館に入ると先生は2人居た。
1人は男の先生で結構格好いい人!
多分男の先生は男子を受け持つんだと思う。
もう1人は中年の女の先生。
そして私のクラスA組の隣の隣の担任。
生物工学科という科の担任だ。
体育はどうやら2クラスでやるらしい。
私と同じ農業科のB組も体育館には居た。
「はーい。じゃ、皆さん。名簿番号順に並んで〜?」
と女の先生が言う。
並んでいく皆。
勿論私は山田。
や行何て後ろって昔から決まってる。
並んで座ってると
閉まっていた筈の体育館のドアがガラリと開いた。
音に釣られて後ろを振り返ると其処には
身長が170せんちほどあって髪は濃い茶色。
メイクバリバリのギャルぽい女の先生が入ってきた。
あれは何!?
あんな先生いるの!?えっ!!??
最初の私の先生に対する印象は勿論それ。
てか、どん引き。
「先生3人集まったようなので〜自己紹介しますね〜」
生物工学科の先生が言った。
「まず私から。顔は知ってると思います。C組の担任とこのクラスの女子の体育を受け持つことになります白根って言います。明るく元気にやっていこうと思うのでよろしくお願いします!」
何か優しそうな感じだな〜って思った。
白根先生の第一印象はそれ。
「次は澤木先生お願いして良いですか?」
白根先生が澤木先生って人を呼ぶ。
来たのは男の先生。
「澤木って言います。男子の体育を受け持ちます。よろしくおねがいします。」