君と花を愛でながら
「……かしこまりました。静さんは?」
「いつものホットオーレで」
「はいっ」
静さんとは、一人で来店されたときに何度かお話して、すごく仲良くしてもらった。
だからつい態度に差が出てしまい、笑顔は静さん一人にだけ向ける。
今のとこ、一瀬さんにも注意はされてないけど……いつか怒られるんじゃないかってくらい、あからさまだ。
接客だから、では我慢できないくらい、この人が嫌い。
静さんがお手洗いで席を立った時だった。
私が洗いあがったカップを拭いていて、嫌な予感がしてその場を離れる理由を探そうとしていたけど、それよりも先に話しかけられてしまった。
「いつものホットオーレで」
「はいっ」
静さんとは、一人で来店されたときに何度かお話して、すごく仲良くしてもらった。
だからつい態度に差が出てしまい、笑顔は静さん一人にだけ向ける。
今のとこ、一瀬さんにも注意はされてないけど……いつか怒られるんじゃないかってくらい、あからさまだ。
接客だから、では我慢できないくらい、この人が嫌い。
静さんがお手洗いで席を立った時だった。
私が洗いあがったカップを拭いていて、嫌な予感がしてその場を離れる理由を探そうとしていたけど、それよりも先に話しかけられてしまった。