君と花を愛でながら
「綾さん、休憩どうぞ」
「はい、お先にすみません」
一瀬さんに促されて厨房へと入っていく。
ランチの時間が過ぎて客足が落ち着いた頃に、片山さんが作ってくれる賄いを交代で食べるのだけど……私は今、この時間がとても苦手だ。
「片山さん、お昼いただきます」
片山さんとどうしても、二人きりになってしまうから。
忙しく何か作ってくれていたらまだ良いけれど、お客が落ち着いた時間なんだから当然、オーダーもない。
「はいどうぞ」
作業台に丸椅子を寄せて座ると、白いお皿にサンドイッチが乗せられて二つ並べて置かれた。
「俺も食べよっと」
そして、角を挟んで隣に座る。
この距離間と角度が、苦手。
「はい、お先にすみません」
一瀬さんに促されて厨房へと入っていく。
ランチの時間が過ぎて客足が落ち着いた頃に、片山さんが作ってくれる賄いを交代で食べるのだけど……私は今、この時間がとても苦手だ。
「片山さん、お昼いただきます」
片山さんとどうしても、二人きりになってしまうから。
忙しく何か作ってくれていたらまだ良いけれど、お客が落ち着いた時間なんだから当然、オーダーもない。
「はいどうぞ」
作業台に丸椅子を寄せて座ると、白いお皿にサンドイッチが乗せられて二つ並べて置かれた。
「俺も食べよっと」
そして、角を挟んで隣に座る。
この距離間と角度が、苦手。