Letter ~世界一大切なキミへ~
「ほら、さっさと着替えろ。ノロマ」
なっ…。
「うっさい!ノロマってゆーな!!」
たしかに、たしかにね?
涼ちゃんは外見はすごくカッコイイんだけど…。
「ノロマなんだから仕方ないだろ。それとも何?俺に着替えさせて欲しいわけ?」
そう言ってあたしのパジャマに手を伸ばす涼ちゃん。
「いっ、いいから!!大丈夫だから!!」
見ての通り、口はすごく悪いしおまけにドSっぽい。
涼ちゃんといるとヒヤヒヤすることばかり。
心臓が何個あってももたないよ。
「ん?」
てか、ヤバくない?時間…。
「りょ、涼ちゃん!?ヤバイよ、遅刻しちゃう!!」
あーもう!こんなことしてるヒマないってば!!