Letter ~世界一大切なキミへ~

「く…工藤…お、あった。C組だってさ」

「え?」

C組って…。


まさか、クラス分けが見えないから、代わりにみて、教えてくれたのかな?

「あ、あの…ありがとう」

つい、恥ずかしくなって、下を向いて言ってしまう。

でも、返事は返ってこない。



聞こえなかったのかな…?


「あ、あの!!ありぎゃっとう」

うわっ!

か、噛んじゃった…。

しかも大きい声で!!

そうっとイケメンの方をみてみると。

「くっ…ハハハッ」

わ、笑ってるし…。

最っ悪!!

多分、あたしは顔真っ赤だし。



「おう。どーいたしまして」

ドキッ…


無邪気な笑顔…。

さっきのことを忘れそうになるくらい、綺麗…。


< 8 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop