無口な君とあたし
「どう?おいしい?」
その声かけには無言だった。朝だから機嫌が悪くても仕方がないけれど。食べ終わった時にぺこっと頭を下げて言った。
「…ありがと」
その一言があたしの脳裏をよぎった。ありがと…ありがと…ありがと。ただパンを焼いて出してあげただけなのに。
なんだかちょっと嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
その声かけには無言だった。朝だから機嫌が悪くても仕方がないけれど。食べ終わった時にぺこっと頭を下げて言った。
「…ありがと」
その一言があたしの脳裏をよぎった。ありがと…ありがと…ありがと。ただパンを焼いて出してあげただけなのに。
なんだかちょっと嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいになった。