無口な君とあたし
「沙彩ちゃーん。こんばんは」


パーマのかかった特徴のある髪の毛。この学生寮の管理人さんだ。



「こ、こここんばんは」



あたしは挨拶した。いい人だけれど、あまり人と関わるのが得意じゃないあたしはどもりながらではあるけれど。



「本当に唐突なお願いなんだけどね。沙彩ちゃんのお部屋に一緒に住んでもらいたい人がいるのよ〜」



え、待ってそれはちょっと。声に出そうとしたけど管理人さんの前それは言えない。
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