無口な君とあたし
「あたしはね、β(ベータ)クラスにいるの。次の学年末テストでいい点とればγ(ガンマ)クラスに格上げなの!がんばらないと」



それを聞いた雷くんは、黙って残りの牛丼を箸でかきこんだ。うーん。感じ悪い。



「…俺も多分βクラス」




ご飯を飲み込んでからそうに言った。
おおお、なんたる偶然!



しゃべってくれてちょっと嬉しい。
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