こっちを向いてよ、ダーリン!
「喫茶店」
どうして、私がそこに?
「バイトしないと、これから先、困るんじゃないのか?」
「え? ……あ、はい、まぁ、そうですけど」
「だから、バイト先を紹介してやろうかと」
紹介? バイトを?
「なんだ、不満か」
「あ、いえ、そうじゃなくて。どうして先生が?」
「そんなことはどうでもいいんだ。余計なことを考えてる暇はないだろ?」
「それはそうなんですけど……」
「大学時代から馴染みの喫茶店だ。ちょうど今、アルバイトを募集してるっていうから」
「……それで私に?」