制服なんて




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「「「ごちそうさまでした…」」」


7時半か…。


時計にはそんな時間がしめされている。


流石に長居するのも…とも思い。


さて、帰るか。と立ち上がった時


「哲二。凛ちゃんと久しぶりに話してきたら?ほら、部屋にあげてあげなさい。」


「そんな大丈夫ですよ。」


と、私が否定したにも関わらず


「別にいいけど」


ソファーに移ってテレビを見ていた哲二が言う。


うっ。こいつは何を言ってるの?


哲二は困んなくても私は困るの!



「ほら、行くぞ」


そう言って頭を一瞬触れられた。



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