制服なんて
「なるほどね、とりあえずあんなの彼氏じゃないから」
「あんなのって哲二さんかわいそうだよ〜」
「あんなので十分!」
「ふーん。一瞬だけしか見えなかったけどイケメンぽかったじゃん…」
まだ、美和子の隣の席の男子は来てないみたいで陸は机の上に座る。
「イケメンぽいどころかすっごいイケメンだよ!」
確かにそうだけどあんなやつをほめちゃダメだって!美和子!
「…ふーん」
そう興味なさそうに言い残して陸は1番後ろの自分の席にむかう。
「陸のヤツ落ち込んでるわね〜」
「え?どこが?」
そんな素振り感じられなかったのに、美和子的に落ち込んでるように見えたんだ!
それにしても、どこが落ち込んでたんだ。