制服なんて
相変わらずスタイル抜群で女子受けの顔。
きっと、向こうでの1年間もモテていただろう。
5歳も離れている私にまで、その様子は伝わっててそれほどパッとしない私には憎たらしい話である。
と、
「・・・・ふーん」
なに?
「なによ?」
馬鹿にした様な顔。これから言われる言葉は良いことではないだろう。
「お前…子供くさいなぁ」
タバコを胸ポケットから取り出し、ライターで火をつける。
そして、そう言って笑うこいつ…
その言葉に怒りが沸き立つ。
「あれだな!今は制服来てるから女子高生に見えるけどぜってぇー私服だったらガキにしか見えないんじゃねぇの?孫にも衣装に近い感じか」
どんどんと発せられる言葉に、私の怒りは最高潮にたっして、拳が震える。
「うっさいわね!!!どうせ、ガキですけど!!それが何か?」
そう言い放ち、私は隣の自分の家のドアをわざと大きな音を“ガッシャン”とたて、家の中に入った。