あたしの意地悪な弟
少しずつ足音が屋上から消えていき、
「明君どこに行っちゃったのかなー」
そう言って最後に1人の人が屋上から出ていき扉を閉めた。
「はぁー、良かった見つからなくて」
安堵の表情をした夕日先輩だけど、手はまだあたしの口を塞いだままだった。
そのせいかあたしの鼓動が早くなっているのが分かった。
「あっ、ごめんね。びっくりさせちゃったかな?」
夕日先輩はやっと気づき口から手を離した。
「いえ、大丈夫です」
確かに驚きはしたけどね。
「青のネクタイってことは2年生だよね?」
「はい」
「ほんと、急にあんなことしてごめんね。俺は、夕日明。君は?」
あたしあの夕日先輩と話してる!!夢じゃないよね!?
「鈴木凛です!」
「凛ちゃんかー可愛い名前だね」
「ありがとうございます!」
先輩に褒められた~。
「夕日先輩はなんで追われてたんですか?」
あたしは気になっていたことを聞いてみた。
「あー・・・いや、えーとそれはー・・・」
なんか話しづらそうだな。
「あの子達ちょっとしつこい子達というかなんというか・・・」
「あーなるほど!夕日先輩のファンみたいな先輩達にしつこく追われていたんですね!」
あたしが笑いながら言うと、先輩は照れくさそうにしながら、
「ファンって・・・。んーまぁそんな感じに考えていいよ」
と優しく微笑んだ。
「それより君、も追われてたよね?」
あ、そうだった。
「えーと・・・まぁ、それはあれですよ・・・話すと少し長くなるので・・・」
というか説明するのが恥ずかしい。
「明君どこに行っちゃったのかなー」
そう言って最後に1人の人が屋上から出ていき扉を閉めた。
「はぁー、良かった見つからなくて」
安堵の表情をした夕日先輩だけど、手はまだあたしの口を塞いだままだった。
そのせいかあたしの鼓動が早くなっているのが分かった。
「あっ、ごめんね。びっくりさせちゃったかな?」
夕日先輩はやっと気づき口から手を離した。
「いえ、大丈夫です」
確かに驚きはしたけどね。
「青のネクタイってことは2年生だよね?」
「はい」
「ほんと、急にあんなことしてごめんね。俺は、夕日明。君は?」
あたしあの夕日先輩と話してる!!夢じゃないよね!?
「鈴木凛です!」
「凛ちゃんかー可愛い名前だね」
「ありがとうございます!」
先輩に褒められた~。
「夕日先輩はなんで追われてたんですか?」
あたしは気になっていたことを聞いてみた。
「あー・・・いや、えーとそれはー・・・」
なんか話しづらそうだな。
「あの子達ちょっとしつこい子達というかなんというか・・・」
「あーなるほど!夕日先輩のファンみたいな先輩達にしつこく追われていたんですね!」
あたしが笑いながら言うと、先輩は照れくさそうにしながら、
「ファンって・・・。んーまぁそんな感じに考えていいよ」
と優しく微笑んだ。
「それより君、も追われてたよね?」
あ、そうだった。
「えーと・・・まぁ、それはあれですよ・・・話すと少し長くなるので・・・」
というか説明するのが恥ずかしい。