雷獣
拓哉先輩が視線は映画のまま手を上下に動かして
風翔先輩と岳人を指さしながら手のひらをパってしてる
私の解釈があっていれば良いところで脅かしてって解釈な気がする。
音楽的にもしばらくはそんなシーンはなさそうなので待機ってことでそーっとその場に座る。
しばらくしたら主人公が物音がする部屋を開けるようなシーンになった。
「おい、開けるなよ、絶対いるからな....。」
「いや、開けていないやつで振り返ったらだよ...。」
そんな会話をする岳人と風翔先輩。
ビビりまくってるお2人に申し訳ないがここは面白そうなので拓哉先輩に乗ることにする
音楽とともに私も2人に近寄る
主人公が扉のドアノブに手をかける、ゆっくりと右にひねりドアを押す。
少し開いた隙間からは何も見えない。
そーっとドアを全部開けるが誰もいない。
「なんだよいねーじゃん」
ホッとする岳人の声
すると主人公の頬にしずくが落ちる
手で無ぐうとそれは血だった。
「おいおい、上を見るんじゃねーぞ少年。」
恐る恐る主人公が落ちてきた先、天井を見上げると
人間とは思えない生き物が天井にしがみついていて口の周りに血がべっとりついて
見上げて主人公をみてニタリと笑う。
そこタイミングで私も風翔先輩と岳人の間にドーンと手を出して肩を掴む。
「ギャーーーーー」
「うぉおおおおおおお!!!!」
岳人はソファーから落ち、風翔先輩はくるまっていた毛布で頭まで隠れた。
それを見て大爆笑してる拓哉先輩と夏惟先輩、そして私。