雷獣

「/////っっ......た、ただいま戻りました”ご主人様”」
その可愛さに今度はせき込む洸希。
恥ずかしさが限界にきたのか顔を真っ赤にさせもう嫌‼と言いながら車に乗り込む遥香。

その光景を少し離れた距離で見ていた3人は.........。

「破壊力やばすぎ。あれはもう着せちゃダメなやつだわ」
「ははっ、同じく。反則だなー。」
「な、なんだよあれは......。」

と思いがけない光景に二度と着せてはいけないと思う拓哉と夏惟だった。

「っっごほごほ.....っっ、なんすかあれ?」
後から来た拓哉に聞く。

「罰ゲームで着てもらったんだけどあそこまでの破壊力とは予想外だったな....。
まぁいいや、このまま倉庫に向かって?」

「拓哉さんの家じゃなくて?」

「うん、あいつらにも見せたくて」
にやっと笑う拓哉さん、いったいどこまで意地悪するのだろうか.....。

煙草の火を消して運転席に戻ると完全にむくれているメイドさん....じゃなくて遥香とその横には拓哉さんその後ろにはニコニコした風翔さんと夏惟さん
助手席には岳人さんが座っていた。
いつも後ろの席に座っているのにめずらしいな......

「岳人さん、ここでいいんすか?」

「いいんだよ!それより早く出せよ」
なんだか不機嫌な岳人さんにせかされ車を動かす。
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