雷獣
ガラガラガラ~

「どうだ調子は?」
東先生が入ってきた、時間を見ると言われた時間の3分前だった。

「とりあえず×が5つ以下の教科は捨てて復習した感じですね。なので捨てた4教科については再テストなしでいいので時間は変わらず2時間もらいたいんですがいいですか?」

「おう、別に1教科何分ってわけじゃないからな2時間の時間の使い方は自由だ」

「ありがとうございます。」

「んじゃきりのいいところで色々しまってくれ」
そう言われ教科書や夏惟からもらった過去問をしまい返ってきた答案用紙を先生に渡す。

「んじゃこれが10教科分のテストだ、流石にこれは席を外すことはできないからごめんな」
ハハっと困るように言う先生

「私も先生に居てほしくないとか言ってカンニング疑われるの嫌なんで」
と私も笑って先生に言う

「これが25点満点のテストだ、開始時間は1分後の14:00から終了時間は16:00だ」
そういわれテストを受け取り時間になるの待つ

カチカチカチカチ.......
静かな部屋に時計の秒針の音だけが響く。

時計が14:00を差し「...始め!」
先生かいいテスト用紙を表面にして捨てる教科のプリントを端におく。

解くのは6枚、1教科あたり20分使える。
もくもくと問題を解いていくもちろんテストに出た問題ではなくその前後の範囲だったりしたので
すごく意地悪ではなく問題だ。

時々間違えた問題をもう1度出してくれてる教科の先生には感謝しかなかった。

「.......そこまで!」

先生の声と共に筆記用具を置く。
とりあえず空白は埋められたので良しとしよう。
先生に問題用紙を渡し背伸びをする。

冬だから暗くなるのが早い。
夕日が綺麗だ。
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