雷獣
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バンッ。
突然幹部室のドアが開き驚く4人。
「どうした。」
冷静に夏惟が聞く。
「紫虎の副総長が1人今来てます‼ぐったりしてる遥香さんも一緒です。」
その報告を聞いて拓哉が部屋を飛び出す。
他の3人も拓哉に続いて部屋を出る。
ダダダダダダダッ。
下が見える位置まで階段を降りるとここからでもわかるぐったりした遥香が遠藤に抱きかかえられていた。
「クソっ.....。」
また、守れなかった。
今度こそ遥香を失うかもしれない。
いろんな思いが駆け巡る。
すると遠藤が何か遥香にささやきそのあとクスクスと笑っている。
その光景を見ながら遥香に駆け寄る。