雷獣
お店に駐車場はないということで近くに止めて歩いて向かうと....
「あ、あったここ!」
そう叶葉さんが言うのは女子なら1度は食べたいパンケーキで大人気のお店だった。
お昼時の土曜日もあってかお店の前には長蛇の列が....。
「最後尾からだとかなり時間かかりそうですね.....。」
洸希が食べて来るなって言ったからもうすでにぺこぺこだよ....。
「ふふん、大丈夫!」
自信気にいった叶葉さんは最後尾には並ばずにドンドンお店の前まで歩いて行く
私と洸希は急いで後を追う。
お店の前でお財布から何やら1枚の紙を取りだした
そこには”21”と番号が書いてあり12:00~12:30と時間が書いてあった。
お店から店員さんが出てくるとその紙を見せる叶葉さん。
「はい、確認しました。テーブルが空き次第ご案内になりますのでこちらで少々お待ちください」
そう言いまたお店に戻って行った。
何が何だかわからず叶葉さんに聞く。
「あの、さっきの紙はなんですか?」
「あぁ、これ?これは整理券。朝の開店と同時に配っていてこの30分の間で3組しか発行してないの希望の時間が取れなかったら列に並べば入れるんだけどまあ見ての通り時間がかかるしね」
「え!?叶葉さんが朝早くに並んで取ってきてくれたんですか!?」
「まぁね」
自信気にいう叶葉の頭を洸希がコツンっと叩く。