雷獣

「2人とも着いたぞー。」
ゆさゆさと肩をゆすられ目が覚める。

「ん、ごめん私寝ちゃってた??」
隣を見るとまだ気持ちよさそうに寝ている叶葉さん。

「おう、お前ら2人とももうすぐに爆睡よ。おかげで俺は1人カラオケ状態だったわ。おい、叶葉。そろそろ起きやがれ。」

先ほどよりも強くゆすってようやく叶葉さんも起きた。

「んー、なに?着いたの??」

「お前が爆睡してる間に着いたわ。」

「爆睡?そりゃよかった。フルパワーで買い物できるわ!よし、遥香ちゃん行くよ‼」

車を一足先に降りて歩きだす叶葉さんを追う。
その後ろから寝る気満々だったのかよ。と呟きため息をついていた洸希を2人は知らない。

「さて、どこから回る??」

「うーん、あ。こことここは見たいです。」
正面の地図を見てどう回るか相談する私達。

「じゃあ、こっち周りで見ようか?よし、洸希行くよ‼」

「へいへい。」
やる気のない返事をしながらも付いてきてくれる洸希。

そこからいろんな店舗に入って割引セールの服を買ったりもう
春服が出ている店舗も多かったので春服も何点か買った。

叶葉さんとのショッピングはすごく楽しかった。
センスが抜群にいいから系統が違くても私に会ってる服をオススメしてくれるので試着も楽しかった。

お揃いのルームウェアも買ったりしてこれ以上は洸希が持てない量の紙袋になった所で休憩をすることにした。

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