雷獣
洸希を殴りかかろうとしている下っ端の1人を後ろから思いっ切り蹴りを入れる
「ドゴッ‼」
「拓哉さん?!」
突然現れた拓哉に困惑する洸希。
下っ端を殴りながら洸希に伝える
「洸希、今すぐ倉庫に戻れ、遥香が危ない。紫虎の幹部1人が倉庫にいるはずだ。」
「!!?っっっ.......分かりました。」
「はるを頼む。」
下っ端を殴り振り切って車へと戻る洸希。
残りの下っ端も殴り倒し倒れている日下部の元へ近づき胸倉を掴む。
「......お前っっ‼」
そのまま悠二の顔を殴り続ける拓哉。
あまりの勢いに抵抗も反逆もできないまま殴られ続ける日下部。
「ゲホッッ....ガハッッ....ブハッッ.....」
目を血走らせて一方的に殴り続ける拓哉。
その顔は憎しみと怒りに染まっている。
「パシッ。」
顔面に落とされるはずの拳を日下部が受け止める。
「その反応だと姫ちゃん倉庫にいるみたいだねゲホ....ラッキー。
お前甘え考えが姫ちゃんに危害を加えるんだ。お前の所為だぞ?」
しっかりと拓哉の目を見て言う日下部。
拓哉の目に動揺が見れた瞬間を日下部は逃さず拓哉の腹をけり立ち上がる。
「ガハッッ.....ゴホッッ.....。」
受け身を取り切れず寄ろける拓哉。