雷獣
玄関前にポツンっと置いてある巾着が目に入った。
それを拾い上げてリビングへ戻った。
11:30とはいえ暖房を入れていない部屋は少し肌寒く暖房をいれ
お気に入りのモコモコのパーカーを羽織り紅茶を入れながら2人に返信をした。
「おはよう、昨日はありがとう!夏惟の作るお酒美味しいからつい飲みすぎちゃうんだよね。
気を付けます。鍵もありがとう」
「おはよ、昨日は家まで運んでくれてありがとう。みんなはもう起きてるのかな?支度終わったら連絡して拓哉の部屋に行くね」
そう返事をしてできあがった紅茶を持ちテレビをつけた。
「今日は12月17日火曜日です。今日も気温は低く現在4.6度ですお昼になると雲が晴れ少し暖かくなるでしょう。」
そんなニュースを聞きながら立ち上がりお風呂を溜めに行く。
「お湯はりをします」
拓哉達を待たせているし
シャワーにしようかと思ったが寒すぎて断念した。
お湯がたまるまで軽い軽食でも食べようかと思ったけど
夏惟が何か作ってくれるのを期待して空腹で行こうと思った。
お風呂から出たあとの服装を選んでいると
「~♪お風呂が沸きました」と音がなった。