雷獣
「あの.....なんかすみません。」

沈黙の中遥香がそう言った

それに応えることなく4人も沈黙を続ける。

「側に居てくれたって事は友達だったんでしょうか?」

「友達なんかじゃないよ。僕達もっと大事な存在だよ。」

小暮さんに言われたからそれ以上は言えない。

「そうなんですか....。ほんとすみません。」

遥香も申し訳なさそうに言い俯く。


コンコン、ガラガラ。

「CTの用意が出来たんで行きましょうか。」

「はい、お願いします」

そう言って車椅子のって遥香は検査に向かった。
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