雷獣

 今、思えば凄く馬鹿なことをしたと思うし
 今を必死に、大切に生きている人達に申し訳ない。

 過去に戻れるなら自分に言ってやりたいけど

 弱い私は苦しくて、苦しくて
ただ、逃げることだけしか考えていいなかった。


   だから私はみんなにお願いをした。


    「綺麗な星空が見たい。」


  みんなはすぐに支度していつもの場所に連れて行ってくれた。



 都会の空とは違って空気が澄んで
 夜風がほどよく涼しくて


  星がより輝いていて眩しかった。
    満点の星空ってこの事。


 まるで手が届きそうで届かないもの



      みんなみたい。


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