雷獣
「いいよ、僕は朝日奈 風翔。
拓哉と同じクラスだし遥香と同じ学校」
「一条 夏惟。俺も同じく2年、同じ学校」
「朝比奈先輩、一条先輩、如月先輩に永原君」
遥香がそう言うとクスクスと笑う2人と
手で口元を隠してるが笑ってる目を隠せてない人がいた
「永原“君”って......ブっっっハハハハ」
似合わなすぎだろーと大声で笑う風翔に
「.....ッフ.......フフ」
肩を震わせながら笑う夏惟。
そんな状況に耐えられない岳人が
「お前ら笑いすぎだからな!!」
これでもかというくらいに眉をひそめながら遥香に
「俺のことは岳人でいい。間違えても“君”なんてつけないでくれ」
「わかった、岳人なんかごめん」
苦笑いする遥香