雷獣
「なぁ、"あんな事"言ってよかったのかよ」
「はる自身が望んでるんだし、しょうがないでしょ」
「でも、”あの場所”に連れて行ったらぜっっっったいにびっくりするじゃん!
僕、遥香と話せなくなるの嫌だから反対!!」
「まぁまぁ、とりあえず皆に報告しに行きませんか?
そこから話し合いしても遅くはないでしょう?」
「いーや、僕は断固反対だからね!!」
「うっせー、何度も言わなくても聞こえてんだよ。」
そんな言い合いをしながら彼らは病院を後にした。