雷獣

「ただいま~」
と風翔が言いながらついた場所は彼ら”雷獣”のたまり場。

見た目は古びた倉庫だが、中は先代が改造をしてるから
快適に過ごせる場所。

「おかえりなさい。」
と下っ端みんなが4人に声をかける。

「話がある。集めてくれ」
バイクを弄っていた下っ端の1人に言うとはい、とみんなに声を
かけていった。

「さっき、はるが目を覚ました。」
そう言うとあちこちからマジっすか、よかったと安堵の声が聞こえる。
これも遥香が地道に彼らとの信頼関係を築いてきたからだった。

「でも、」
ざわついていた場がシーンとなり拓哉がつづけた



「........俺達の事を全く覚えていない。
いわゆる、”記憶障害”ってやつだ。」

辺りは変わらずシーンとしてる。
< 45 / 288 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop