雷獣
「知らないんだよね、学校で”篠崎さんが病院に運ばれて意識不明です”聞いてかけつけたから」
「そうなんですね、事故とか事件なら警察とか話聞きに来そうなのに来ないから
なんでかなって今日考えてたんですよね。」
「はるが思ってもいなかった理由だったらどうする?」
「え?....。」
私が思ってもいない理由?
それって.....。
「なーんてね、ごめんめ脅かすようなこと言って
俺も原因は分からないし、焦る気持ちはあると思うけど
ゆっくりでいいと思う。」
「そうですよね...。焦りすぎちゃいました」
「で、どこまで整理出来たのか教えてよ!」
風翔が言うのでさっきまで書いていたノートを見せた
「まだほんの少しですけど...
あ、そういえば岳人に聞きたい事があって」
「なに?」
「私の席っていうか私って今クラスでどうなってる??」
「あー、遥香が目覚めた事知らねーから
死んだとか、植物人間になったとか色々言ってる奴ばっかだなー」
まぁそうか私もクラスメイトに興味なかったみたいに皆も私に興味なんてないよね
「そこは嘘でもみんな心配してるとか言うんだよ!岳人のバカ!」
風翔が読んでた雑誌で岳人の頭を叩いた
「風翔先輩、いいの私が関わってこなかったからそう思われたってしょうがないんだ」